出世魚

名前の変わる魚たち

出世魚とは成長につれて、異なる名前で呼ばれる魚のことです。
江戸時代までは、武士や学者などは、出世に伴って元服という式典があり名前を変える習慣があったそうです。出世魚という呼び方は、「成長に伴って出世するように名前が変わる魚」ということです。

ブリ

ブリ(鰤)は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。北西太平洋に生息する回遊性の大型肉食魚である。日本では重要な食用魚であり、各地の文化や産業に深く関わる。

マグロ (鮪)

スズキ目・サバ科マグロ属分類される硬骨魚類の総称。暖海性で外洋性、回遊性の大型肉食魚で、日本を始めとする世界各地で重要な食用魚として漁獲されている。


本マグロ:メジマグロ→大メジ→本マグロ
メバチマグロ:ダルマ→中バチ→メバチマグロ
キハダマグロ:キメジ→小キハダ→キハダマグロ

コノシロ・鯯・鱅 )

ニシロは、ニシン目ニシン科に分類される魚類である。東アジアの内湾に生息する海水魚で、食用に漁獲される。


新子(シンコ)又はジャコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ

コノシロは大きく分けて4つのサイズの範囲に分かれます。

  • シンコ(4~7cm)
  • コハダ(7~11cm)
  • ナカズミ(11~15cm)
  • コノシロ(15cm~)

スズキ (鱸)

スズキ は、スズキ目スズキ亜目スズキ科に属する魚。海岸近くや河川に生息する大型の肉食魚で、食用や釣りの対象魚として人気がある。成長につれて呼び名が変わる出世魚である。


セイゴ→フッコ→スズキ

スズキは出世魚です。地方によって呼び名は違いますが関東では、

  • セイゴ・・・全長20~30cm程度のもの
  • フッコ・・・全長40~60cm程度のもの
  • スズキ・・・60㎝以上の大きく成長したもの

このように大きさで呼び名が変わります。また、ルアー釣りでは「シーバス」と呼ばれています。

サワラ(鰆)

学名 は、スズキ目・サバ科に属する海水魚の一種。細長い体の大型肉食魚で、食用に漁獲される。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2-17-2-1.jpg です

サゴシ(青箭魚)(サゴチとも・40-50cm)、ナギ(50-60cm)、サワラ(60cm以上)

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2-17-3-3.jpg です

関東では約50cmより小さいものをサゴチ、大きいものをサワラと呼ぶ。関西ではサゴシ→ヤナギ→サワラと変化し、サワラと呼ばれるのは約70cm以上のものである。高知県ではゴシ・シマウマ→サゴシ→ヤナギ→サワラ、同じ四国でも徳島県ではサゴシ→ヤナギ→サワラとなる。

ボラ (鯔・鰡)

ボラ(鰡、鯔、)は、ボラ目・ボラ科に分類される魚の一種。ほぼ全世界の熱帯温帯に広く分布する大型魚で、海辺では身近な魚の一つである。食用に漁獲されている。


オボコ → スバシリ → イナ → ボラ → トド

ボラは大きく分けて5つのサイズの範囲に分かれます。

  • キララゴ、ゲンプク、ハク(2~3cm)
  • オボゴ、オボッゴ、スバシリ、イナッコ(3~18cm)
  • イナ(18~30cm)
  • ボラ(30~40cm)
  • トド(40cm~)

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