お魚ことわざ⑯

夏座敷と鰈は縁側がよい

カレイの背びれと腹びれのつけ根を縁側といい、身が締まっていて特に美味しいと珍重されています。夏の座敷は風通しの良い涼しい縁側が良い。縁側をかけ合わせた風流なことわざです。

ヒラメの食べられる部分で、食通といわれる人に最も好まれる部分はどこでしょうか??

それは、歯ごたえがよく上品な甘さを秘めた縁側の身ですよね。

海底に横たわって生活するヒラメには、体を取り囲むように大きなヒレが広がっています。

実はこのヒレを動かす骨が担鰭骨であり、担鰭骨の周りについている筋肉が、縁側になるわけです。

魚が体を動かすときに最もよく使われるのがヒレです。

このためにほかの部分より筋肉がよく発達し、あの独特の歯ごたえとうまさを生むのです!

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夏の栄螺は口ばかり

夏のサザエは痩せていて美味しくない。大口をたたく人や口だけで行動が伴わない人のたとえです。

夏は鰹に冬鮪

旬を表す言葉です。カツオは晩春から初夏にかけて黒潮に乗ってやって来ます。一方マグロは日本海を北上し、津軽海峡のイカなどを食べて脂ののった最高級品に育ちます。大間産一本釣りマグロはブランド品として有名ですね。

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