渓流エサ釣りの仕掛け概要

自宅で仕掛けを自作しよう:渓流エサ釣り 必要な材料と便利アイテム

5/3(日) 11:30配信

TSURINEWS
渓流エサ釣り仕掛けの自作を解説(提供:WEBライター・竹内尚哉)

今回は、私が渓流エサ釣りで使用する仕掛けの自作方法について紹介しよう。市販品も良いが、釣行回数を考えるとどうしても自作が安上がり。さらに、自分好みのカスタマイズされた仕掛けを作ることが可能な点も魅力である。

渓流エサ釣りの仕掛け概要

エサ仕掛けだが、作図を参考にして頂きたい。竿の先端部より上から順に、ミチイト、目印、オモリ、ハリがつくといった感じ。覚えればとっても簡単だ。

渓流タックル例(作図:WEBライター・竹内尚哉)

仕掛けの材料となる消耗品

まずは消耗品を買い揃えねば、自作の仕掛けが作れない。初期投資もそれほどではないと思うし、釣行回数が増えれば増えるほど、仕掛けの自作はお得になっていく。

消耗品類と道具(提供:WEBライター・竹内尚哉)

ライン

ナイロンやフロロカーボンのラインを使い、渓流域での釣りだが、私は太糸派で0.4~0.6号をメインに使用している。この号数を使う理由は、事故的に尺上クラスが掛かった場合でもイトを切られる心配はほぼなく、獲れる確率が高いからだ。

それとあくまで持論だが、渓流釣りは大会も各地で行われてはいるものの、競技規則は大きさ勝負でもあり、数釣り分野の釣りではない。私からすると『綺麗な景色の中で綺麗な魚に癒される釣り』であり、綺麗で良型な魚が釣れれば、それだけで楽しく満足感を得られる事にある。そんな考えから、太糸を選択しているのだ。

オモリ

オモリについては、先述の糸サイズで無理なく底を流すとなると、ガン玉を使用する。Bを基準に使用し、場所により2Bを使うので、私はBと2Bのみをケースに所持している。支流・本流にかかわらず深場の大場所では、非常に2Bが役に立つ。

針の種類は沢山あるが、はっきり言って好みで良いと思う。私の経験からして、種類により釣果が大きくかわった経験がない。釣りに行く川での釣れる「アベレージサイズ」によるが、ざっくり言うと大きい針を使うよりは小さい針を使った方が、掛かりが良くバレにくい。つまり針が小さいと飲まれやすいが外れにくい。渓流釣りを始めて以来ずっと、ヤマメ針4号~6号を使用している。

目印

目印の役割は、あくまで仕掛けの位置情報や流し時の参考、アタリを見ることなので、個人が釣りしていて、「分かりやすい目印」になればそれで良い。色を3色使い分ける方もいれば、私のようにピンク1色のみ3つ~4つ付ける人もいる。深い淵を攻める場合は、追加して付ける時だってある。あくまで自分に対して、分かりやすさが必要というところだ。

仕掛け作りに便利な道具

仕掛け巻き

これがあると非常に便利だ。ない場合は厚紙を切り、台紙にして切り目を入れて代用すればいい。自作仕掛けをベストに入れて、現地で直ぐに竿につないでエサを付けられ、釣り開始がスムーズ。トラブルによる仕掛け全損、手前祭りした時、本流から支流に移動など、すぐに新しい仕掛けと交換が可能だ。現地で仕掛けを作るのが面倒な人は、これがないと始まらないくらいに必要だと思う。

私は、本流用5個と支流用5個に分けている。こうすることで、支流に行く際の本流合流点での手尻仕掛けでの釣りと、支流での提灯釣りが簡単に切替可能だ。また本支流の逆も然りだ。

仕掛け巻き(提供:WEBライター・竹内尚哉)

針結び器

私的にハピソンのYH-713が使いやすくオススメだ。渓流釣りの針結びにもうってつけだ。糸付き針を使う仕掛けを作る場合では使用しないが、針単体で結ぶ時には便利である。

針結び器(提供:WEBライター・竹内尚哉)

必要最低限の消耗品と、あれば便利なグッズ2点を紹介させて貰った。仕掛け作りでも経験を積んでいくと、だんだんと考えが変わり、自分の考えがでてくるはず。無理のない範囲で、リニューアルを重ねていき、自分なりのスタイルを構築していくのが面白い。

現地での仕掛け自作について

単純な仕掛けなのだが、逆にこれで釣れる釣りだから、私はやっているのかもしれない。もし、現地で仕掛けをすべて使ってしまったら、現地で自作すれば良い。そんな時のために、ベストには常にイト、針、オモリ、目印の4点は必ず常備しておこう。

仕掛けの準備完了(提供:WEBライター・竹内尚哉)

ラインの先端をチチワ結びして、渓流竿を伸ばしながらラインを出していく。提灯仕掛けにしたい場合は、1ヒロ程度伸ばして切断して大丈夫だ。手尻まで出したら、針を外掛け結び、または針結び器で結ぶ。

私はこれで糸を張った状態にして、目印を付けていく。

オモリは状況が分かっている川に行く場合はこの時に付けておく。そして、仕掛け巻きに巻いていき、自作仕掛けが完成だ。

<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>

最終更新: 5/3(日) 11:30

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